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ヘッドホンバッファアンプ
ごく普通の、ダイヤモンドバッファ等と呼ばれる 0db のアンプ(バッファ)です。
トランジスタ 4 個を熱結合させていること以外は、特に変わった点はないでしょう。
回路図(片チャンネルぶん)
なべさんの 単3電池式 ヘッドホンバイポーラバッファアンプ をいろいろ参考にしています(いろいろ参考にしていますが、いろいろアレンジもしていますので、なべさん的には別物とされるのではないかな、と思います)。
メモ
- 部品の通し番号の若い番号が飛んでるのは、もともと電源回路込みで設計していたものから、電源回路を取っ払ったため
- C6 は、PC のオーディオ出力を入力として、かつ USB から電源を取る、といったような、正負電源の中点と入力のグランドで電位が違うような場合のために、グランドも直流的には絶縁するため。4.7μF ではハムを押さえきれなかったので 10μF を入れている。容量が大きいので無極性電解コンを
- C7 C8 はパスコン。普通のセラコンを使用
- R4 は発振の予防
- R7〜10 は出力の安定のために。スピーカでも十分に駆動できるよう小さくしたかったので、入手性の良い 1Ω を並列にして 0.5Ω として使用。パターンが大きくなってるのは近所の店で 1Ω は 1/4 W しかなかったため
- C3 C4 は、主にサイズ的な理由で OS コンを選択。最初はパーツ屋にちょうどあった 1200μF で耐圧 4V のサンヨーの SEP シリーズ(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)を使用したが、ケースに入りきらなかった。1000μF 耐圧 2.5V のものがよく探したらあったので(おい)そちらを買ってきて交換し、横向きに実装して収める。R7-R10 であぶられることになるがヘッドホン程度の出力かつ低抵抗なので大丈夫だろう
- R5 R6 はエネループでの 1.2V 動作を前提として小さめにしている。電源電圧を上げる場合は熱暴走を避けるためにも大きめにアレンジしたほうがいい
- R3 は入力インピーダンスの調整
- トランジスタは、たまたまパーツ屋にあった高 hFE 品を使ったが、通常品でもいいだろう
基板イメージ
ケース加工と実装
ケースは、Linkman の単3×4の電池ボックス SBH3411AS( http://www.linkman.jp/user/shohin.php?p=58075 個人向けの販売はしていないようです。パーツショップでよく見かけます)を加工して利用しました。
正側負側を両切りしたいので、双極タイプのスイッチに取り替えてあります。近所のパーツショップにたまたま 1 個残っていた小型で双極のスイッチを買ってきたのですが、もしかしたらかなりレアなパーツかもしれません。
その他ファイル