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「完成は付加すべき何ものもなくなったときではなく、除去すべき何ものもなくなったときに達せられるように思われる。」
サン=テグジュペリ『人間の土地』収録「飛行機」より。堀口大學訳新潮文庫版 p. 63
"All problems in computer science can be solved by another level of indirection."
David Wheeler
(解説)理論よりもむしろ実際的な問題で、しばしば、間接性を持ち込むとうまくいく、ということがある(他に青木淳さんが書かれた「間接の意味」も参考になる)。これを言っているのが Wheeler さんだということを考えると、さらにいくつかの深い意味が考えられるように思う。たとえば、ブロックソーティングこと Burrows-Wheeler Transform は、元のデータの並びという情報を、ソートにより一旦崩してしまうものである。もうひとつは Wheeler Jump で、いわゆる「EDSACの本」こと "The Preparation of Programs for an Electronic Digital Computer" で重要なテクニックとして扱われている、自己書き換えを使ったサブルーチンの実現であるが、現代のプログラマなら知っているように、スタックポインタとレジスタ間接参照があれば、自己書き換えなど全く必要ないわけで、そういった示唆と思われる。
「危険予知6項目」(リンク先は三菱長崎のもの https://twitter.com/nadegata226/status/653092684727390208 )
一、立っている物は | 倒れる。 |
一、吊っている物は | 落下する。 |
一、高い所にある物は | 落ちる。 |
一、丸い物は | 転がる。 |
一、動いている物には | 挟まれる。 |
一、回転している物には | 巻き込まれる。 |
高橋秀俊先生の8訓
( http://www.iijlab.net/~ew/know_thyself.html )