PMC(株) から一切無保証ということで配布されている「サウンドドライバ」は, ISA カードである SoundBlaster Pro または SoundBlaster 16 (以下 SB Pro/16 と略記) にのみ対応ということで,SB Pro/16 完全互換のノート PC だった等の運にめぐまれた場合を除き, ノート PC や,ちかごろのいわゆる「レガシーフリー」化により PCI スロットしかない PC から音を出すのは不可能でした.
本格的には,ちゃんとサウンドドライバを作るべきなのですが, 一部のカードでは適切に初期化してやることで,SB Pro/16 完全互換の動作をさせられることを確認しました(このへんが「手抜き」). 具体的には,STARTUP.CMD の sounddrv の直前の行で,カードの初期化のみおこなう(とくに常駐処理はしない) ドライバもどき(以下擬似ドライバと呼ぶ)を動かしてやります.
中途半端で放置中なのですが,キモとなるテクニックをいくつか解説します. 自分の環境専用のプログラムを作るだけならそれほど難しくないので, 該当するカードと開発環境(一応デバドラなのでシリアル接続のデバッグコンソールは是非欲しいところです) を持っているかたは試してみてください.