(FPGA本執筆当時のメモのため、古くなっている可能性があります)

= LaTeX (PDF)

== PNG
=== scale 無指定
・pHYS チャンクによる解像度指定で、それに従ったサイズになる
・無指定の PNG では 72 dpi 扱い
=== scale 指定
・scale が入ると、さらに scale で指定した倍率に拡縮される

== JPEG
=== scale 無指定
・JFIF APP0 マーカ( EXIF ではない)による解像度指定で、それに従ったサイズになる
・無指定の JPEG では 72 dpi 扱い
=== scale 指定
・scale が入ると、さらに scale で指定した倍率に拡縮される

== SVG (PDF)
手元で SVG の編集と生成に使っている Inkscape では、基本的には絶対サイズを
指定しない SVG が生成されている

解像度関係の設定一切なしに、用紙に A4 を選択すると、サイズが
744.09448 × 1052.3622 になる。すなわちデフォルトでは 90 dpi で計算している

PDF への変換は Makefile 中で Inkscape のバッチモードを利用しておこなっており、
${INKSCAPE} -z -f ${PWD}/$${a} -A ${PWD}/images`echo $${a} | sed -e 's/img_svg//' -e 's/\.svg$$/.pdf/'`
というコマンド行であるが、
inkscape -z 入力SVGファイル名 -A 出力PDFファイル名
のように展開される。ここで、各オプションは、
-z -- バッチモード
-f (filename) -- 入力ファイル名を指定
-A (filename) -- PDFへのexportとそのファイル名を指定
である。

-d (dpi) -- このオプションはビットマップイメージ用なので、ベクトルとしての
            変換には影響しない

出力される PDF には、同様に 90 dpi 相当で変換されている。

・LaTeX の PDF 埋め込みは当然のようにサイズはそのままで埋め込まれる
・scale が入ると、scale で指定した倍率に拡縮される

= ePub

== EPUBReader on Fx10
=== 画像系
・PNG と JPEG のどちらも、全部ピクセル等倍で表示され、解像度指定は無関係
・EPUBReader では scale ( img 要素の width 属性) も効かない
=== SVG
・Fx では絶対指定のない SVG は、デフォルトでは 1 単位 = 1 ピクセルで表示される
 (ちょうど私のディスプレイの解像度が 90dpi ぐらいなので、ほぼ実寸)
・EPUBReader でも同じように表示される
・やはり scale ( img 要素の width 属性) は効かない

なお、ePub の中身の html を直接表示すると、どちらも scale はちゃんと
効くので、EPUBReader が image を処理する際に width 属性を無視するないし
落とすようだ