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あるていど分量のあるその他いろいろな話
JARL では、以下のような「アマチュアコード」を定めています。
私は会員ではありませんが、一応従事者免許を持つ無線家のひとりとして、思うこともあり書いてみます。
(まー JARL は JARL でいろいろとアレみたいではあるんですが)
まず「よき社会人」の項、これは成人男性のことしか考えていない、とみるのではなく、「よき、社会の一員であること」と読み替え、そのように解するべきでしょう(子供については、無線に触れる以上はその点については一人前であることを要求しているとも読めましょう)。
他の項目はいいとして「進歩的」の項、これは多くの技術派の OM の皆様も言われていることでありますが、無線家に限らずエレクトロニクスを趣味とする者は、理論と実践の研鑽に励まねばならない、ということでありましょう。
バンドプランでは、国際的にアマチュア用として、短波帯からいくつも割り当てられていますが(こんにちでは帯域幅を広くとれる超短波以上をふつう業務無線では使うという事情もあるが)、短波が(電離層反射により)世界中に届くということを発見したのはアマチュアであった、ということはつとに言われます。
いや、エレクトロニクスに限らない話かもしれませんが、科学・技術・工学、そういったものの恩恵に与るものを趣味とする者は、享受するばかりでなく、発展に寄与するよう努力すべきである、ということかもしれません。
TBD
書きかけ
今風な、まともな HiFi オーディオの話を書いてみようと思った。ちょっとでも足を踏み入れようとした途端、オカルトに足を踏み外すようなコンテンツが多量にある(多数がそうだとまでは言わないにしても)現状をどうかと思いつつ。
一応きちんとした判断で「高音質」としているデータであれば、普通は問題なかったりするほうが多いわけではあるのだけれども、それを自分を評価できるためには、CD 品質からロスレスの音を聞かなければわからない(どの程度までなら非可逆圧縮してよいか、という判断の基準として「違いはわかるが劣化としてはわからない」というものがある)。
そういうわけで、CD からリッピングしている人はロスレスにしてみるところから、最初から非可逆圧縮されている音源からしか聞いていない人は CD クラスの音源から聞いてみる、というところをおすすめしたい。
ポスト CD のフォーマット、SACD や DVD オーディオ(の、CD より高いレートだが非可逆圧縮の場合)などについては、私もたいして聞いていないし、その差が出ると思われるような機材も持っていないのでわからない。
スピーカーのほうに凝り出すと設置環境やらアンプやらまで含めてとりあえず泥沼なので、ヘッドフォンを選ぶほうを先としたい。ただしヘッドフォンアンプは諸事情で基本的に高価なので後回しとする(iPod の出力からイヤフォンじゃなくてヘッドフォンをちゃんと駆動するならアンプは必須だという声はあるかもしれないがとりあえずは)。
だいたい ¥2000 以下からあるわけだが、低価格でないとされるイヤフォンが ¥5000 越えあたりくらいからのようなので、それ以上出すならヘッドフォンも検討してはどうかな、と(もっともどうしてもイヤフォンという需要があるからこそ高級イヤフォンがあるのはわかってますが)。
お約束で上を見るときりがないわけだが、とりあえずの目安として、いわゆるモニタ用などと呼ばれる、プロが商品としての音声のチェックに使っている機材を一応の目安としていいと思う(プロの機材には、長時間使い続けても疲れないだとか遮音性が高いこととかの音質じゃない基準もあるのだがそれはおいといて)。
私が使っているのはオーディオテクニカの ATH-SX1 で、マイナーチェンジして現行モデルは ATH-SX1a となっているのだけれども、非常に良い感じで長年使っている。ソニーの MDR-CD900ST もよく使われているモデルのようで、だいたいこれらなら実売価格で ¥20000 以下だが、これらより高額のクラス(たとえば澪ホン)にいきなり飛びつくのは(どうしても澪ホンがいいんだい、とかいう理由がなければ)おすすめしない。と思ったが澪ホンも価格落ち着いてきて ¥25000 強で買えるのか。
オーディオ用ではありませんが検索してみると航空機の業務用のヘッドセットの価格が ¥50000 弱のようで、たぶんこれ以上の価格はちょっと、と考える基準としては Bose の Aviation Headset( QuietComfort の源流とされる)あたりかな?
音質の問題ではなく、基本的にはサウンドデバイスのレイテンシをなんとかするために提唱されたものだが、現状から特に金銭的投資なしで対応環境にできるのであれば ASIO の導入はしておいて悪くないだろう。
作ってみた → /elec-kousaku/#headphone こちらに。
ポータブルプレイヤや PC の、イヤホン用出力からヘッドホンを駆動するために増強する、程度の目的にはこの程度で十分かと思う。
TBD 執筆予定未定
以下未定
3 本というのは交換するのに切りがわるいわけだが、なぜ 4 本ではなく 3 本という機器があるかというと、MOS IC の絶対定格と、普通のマンガン乾電池の新品状態の初期開放電圧との関係のためである。新品の普通のマンガン乾電池の初期開放電圧は 1.6V ほどあり、4 本を直列にすると、6.4V にもなる。これは MOS IC の絶対定格ぎりぎりのことがあり、念のために電池を 3 本にしている。アルカリマンガン乾電池やニッケル水素充電池ではそのようなことはないので、必ずそれらの電池が使われるという前提で 4 本に設計する場合もある。アルカリマンガン乾電池の性能向上で見なくなったが、ニッケル系一次電池は初期電圧が高い上に内部抵抗が低く高めの電圧を保持するので、注意が必要である。
TBD
実験用などの理由で、電源線などショートするとまずいものをむき出しにする時は、長さを違えておくとよい。
PA-09 で、ハーフピッチコンタクトの圧着が可能。
プラスのねじ・ドライバーには刃の大きさの規格として、No.4 〜 No.1 まであり、他により小さいもので精密ドライバーに No.0, No.00 などがある。たいていのドライバーセットには No.3 以上は入っていなかったりするが、No.3 は家具や什器などで家庭や一般のオフィスでもそれなりに見かけるので、揃えておきたい。また、No.1 のドライバーは通常、軸が太めだが、家電製品など細い穴の奥のねじが No.1 というものが結構あるので、No.1 で軸が細いドライバー(近くのホームセンターで見たところあまりないようだ)も用意しておいたほうがよい。
製造元のタイガー商会がそのように説明しているため、ウィキペディアをはじめネット上のあちこちに「地球ゴマで地球の自転と公転を説明できる」という記述が氾濫している。
この広まっている表現は省略のし過ぎで、正確には「地軸を黄道面に対し垂直から一定の同じ向きに傾けたまま、公転するさまがわかる」という主張が主眼らしい。そういうことなら、なんとなくわからないでもないという気もしないでもないが。それにしたって、無重量状態の宇宙などでならともかく、重力下で独楽を空中に任意の角度で単純に支持したら、ジャイロプリセッションで歳差運動を始めるので、ジャイロスコープのように、市販の地球ゴマにもう一段かできれば二段ジンバルが欲しいところであるし、普通の地球ゴマでその原理を感じるには、軸を傾けようとした時に指に感じるトルク(しかもジャイロプリセッションがかかっている)で理解しろという他ないわけだが、それが「自転と公転の説明」なのだろうか(軸を水平に支持すれば一応、ジャイロスコープ的な働きをすることはわかる)。
歳差運動にしても地球ゴマのみそすり運動は重力のためにトルクが発生して起きるわけだが、地球の歳差運動は重力のある空間に機械的に支えられているわけではないわけで、地球が真球ではなく厳密には扁平回転楕円体であるためと太陽や月による重力によって、地軸を黄道面に対し垂直に向けようとするトルクが発生していることによる。これを地球ゴマでどのようにわかりやすく説明するのか、私には想像不可能である。
夜店のおもちゃ売りの口上ならば、私もこんなことをここに書こうなどとは思わない。しかし、ネットの、きちんと科学を紹介しようとしているはずのウェブページで見かけるのは流石に見過ごせない。エデュテインメントからのエデュの脱落には常にシビアでいなければならないと考えるものである。
最後につけ加えておくが、私は地球ゴマは良い玩具でありかつ良い教材であると思っている。だからこそ、このような記述は困るというのである。
地球ゴマの物理と地球の歳差運動についてまとめてみようかとも思ったのだが、『コマの科学』を買って読んでみたら全部書いてあったのでアフィリンクを貼って済ませることにする。
随時ネタ募集中
私の環境の fortune(6) には、以下のような小話が入っている。
Ken Thompson has an automobile which he helped design. Unlike most automobiles, it has neither speedometer, nor gas gauge, nor any of the numerous idiot lights which plague the modern driver. Rather, if the driver makes any mistake, a giant "?" lights up in the center of the dashboard. "The experienced driver", he says, "will usually know what's wrong."
たまに現代でも、Unix における基本的なものごとの考え方として言及されることがあるが、昨今の Linux 等の環境ではこれにあてはまらない点が多々あるのはともかくとして、私の考えでは、これは Version 7 とかの頃の、いわゆるベル研時代の Unix のことと考えていいのではないかと思う。現代の Unix でもそれを引き継いでいる点も多いが、そうでない点も多い。以下文献などから例を挙げる。
おそらくかなり初期に、バークレイ版などに「Unix らしさ」からそれている点があると指摘したのが UNIX Style, or cat -v Considered Harmful である。cat のような、ごく基本的なコマンドに関する指摘であるという点に注意したい。他にも、ls が画面の幅にあわせて複数カラムで表示させる column コマンドの機能を抱えてしまっていることなどが指摘されている。
また、以上はいわゆる一般ユーザとのインタフェースの設計の話だが、Unix のプログラマとのインタフェースでも似たような、単純さを巡る変遷がある。The Rise of “Worse is Better” において、「MIT guy」と「New Jersey guy」の対立として描かれている話は、そのまま現在の Unix がそうなっているものとして受け取ってしまってはいけない。システムコール中にシグナルを受け付けた場合のふるまいは(シグナル絡みは他にもいろいろ面倒だが)、4.3 BSD で変更されたのが他にも広まったりして、その後、結構変わっている( http://www.nurs.or.jp/~sug/soft/super/signal.htm や http://www.coins.tsukuba.ac.jp/~syspro/2005/No5.html を参照)。なお、直接の関係はないが、ブロックするシステムコールとシグナルの組合せには、通常の(ポータブルな)方法では実装不可能な処理パターンがある。書籍『Binary Hacks』の hack 53( sigsafe ライブラリについて)は是非読んでおきたい。
前の段落のリンク先にあるような、ニュージャージー流と MIT 流、それにバークレイ流やスタンフォード流、という、似ているところもあれば、異なっているところもあるそれぞれの文化が渾然一体となっているのが、80年代以降の Unix であるように思われる。
ジャーゴンファイルには、バークレイについて Berzerkeley や Berkeley Quality Software という項がある。また、MIT については、Zawinski (Netscape Navigator (Mozilla) を最初の版から、1999 年 4 月に Netscape を退くまでの間、開発。現在はサンフランシスコのナイトクラブ DNA Lounge のオーナー) の法則 "Every program attempts to expand until it can read mail. Those programs which cannot so expand are replaced by ones which can." の、元となったバージョンである "Every program in development at MIT expands until it can read mail." (Greg Kuperberg, 1989) などがある。
なお Zawinski は自分が考案者ではない、と書いている(以下を参照)。
あるかなぁ。あ、「電算」って言ってたら図書館情報系かもしれない
リンク先はウィキペディア
技術科の授業とかではあまりやらないような一般的でない話。
試作の頃は光の透過性のあるプラスチック製で、「光前頭」などと言われたあの部分であるが、現行の車両は金属製である。あの三次元曲面は打ち出し板金加工で作られており、山下工業所によるものである。
船舶の船首部分(「へさき」は水面の上の先端部分のこと)の三次元曲面は、鋼船の場合、鋼板を一枚一枚、該当する形に曲げたうえで溶接により接合し作られている。この曲げ加工は「撓鉄(ぎょうてつ)」というプロセスで、一旦バーナーで炙って赤熱させたところに、水をかけて急冷することで収縮させ、曲面にしてゆくという手作業でおこなわれている。
参考
昔、毎日新聞の日曜版に『二枚の絵』という企画があったが、そんな感じのなにか